2026.8.22 山野草友の会(栃木県那須塩原市)



山野草友の会 夏の山野草展
会期:2026.8.21〜23
会場:那須野が原公園 緑の相談所

 山野草友の会は、東北自動車道那須IC至近の人気山草園「那須山の花」の吉田幸未(ともみ)さん主宰の山草会。今回は、24歳、19歳という超若手の新入会員の出品もあり、ベテラン勢も嬉しい刺激を受け、力が入ったとのこと。陶芸を嗜む会員も多く、自作の鉢による展示も見どころのひとつとなっています


斑入イトススキ(イネ科)ナンバンギセル(ハマウツボ科)リンドウ(リンドウ科)88㎝ 陶板・自作 室井正孝

持ち込みのよい初秋のイメージの寄せ植え。涼しげな斑入りススキなので夏飾りにも相応しい。ナンバンギセルは長年咲かせると寄生主のススキが弱るので注意


アキチョウジ(シソ科)シラヤマギク(キク科)83㎝ 吉田幸未
すっきり伸びやかなアキチョウジの高低差、葉色のグラデーションが好ましい。ここでの野菊は名脇役、制作2年目だが、こうした若々しさも草ものの魅力。秋の開花も待ち遠しい



ミヤマキリシマ「藤 懸」(ツツジ科)ジンジソウ(ユキノシタ科)ユキノシタ(ユキノシタ科)37㎝ 自作鉢 塩山る美子
こんもりとした苔の盛り上がりに大注目。季節外れのミヤマキリシマも楽しませてくれ、飛び込みのジンジソウの色彩も格好のアクセント。爽やかな自作鉢も夏向き


獅子変葉イタチシダ(オシダ科)67㎝ 上野恋生
イタシシダは葉の最下羽片(葉柄側)が大きく八の字状になる。本作品は葉の先端部が分岐して獅子状となる獅子葉



オトコヨウゾメ(ガマズミ科)コガネシダ(イワヒバ科)34㎝ 陶板・自作 室井笑美子
持ち込みのよい苔玉作品。コガネシダ(正式名イヌカタヒバ)の自然な色合い、オトコヨウゾメのさりげなさが魅力

トウテイラン(オオバコ科)64㎝ 自作鉢 平田豊美

ポット苗から5年目、植え替えて2年目の姿。多くの花茎が上がり、鉢こぼれの風情が秀逸。下葉まで生き生きと残された管理のよさに脱帽。海浜植物だが水を好むので水切れに気をつけているそう。シルバー気味の葉に青紫の爽やかな花色は夏の暑さを忘れさせてくれる清涼感がある


ヒトツバショウマ(ユキノシタ科)野州ハナゼキショウ(チシマゼキショウ科)ヤクシマノコンギク(キク科)41㎝ 吉田一雄
夏草を寄せて5年目。オトギリソウ、ホトトギス、センブリなどが飛び込み、目を凝らして覗き込むと、渾然一体となった野の趣に満ち満ちて見飽きることがない


ケイビラン(クサスギカズラ科)30㎝ 西海キン子
小さく弾ける花にすっきりとした剣状の葉が調和。よく持ち込まれ全体に引き締まり、小振りながら景の大きさを感じさせてくれる。シンプルで見応えのある野草盆栽






ツタ(ブドウ科)51㎝ 自作鉢 平田豊美
持ち込み7年、縮れ気味の葉は、この個体の性質。腰高の個性的な鉢と相まって独特の雰囲気を醸し出す


ルリビョウタン(アワブキ科)43㎝ 自作鉢 塩山る美子
正式名はアオカズラ。一つの花に子房が2つあるため瑠璃色の実が瓢箪状に二つ並んでつくことからルリビョウタンの名があり、盆栽としてはこの名が主流

リンドウ(リンドウ科)ミシマサイコ(セリ科)オケラ(キク科)55㎝ 鉢・真山 茜 吉田恵子
季節先取りの端正な寄せ植え。使い込んだ個性的な鉢に、彩り豊かな3種をなじませ、根占めにカンスゲと火山石とコケ。センス良い配置で、2年目以降も楽しみなひと鉢



サツキ(ツツジ科)樹高55㎝ 雨神あのん
力強い根張り、しっかりとして動きのある各枝など魅力ある盆栽。樹冠のまとめ方や効き枝と受け枝のバランス等々、少しの工夫で更なる樹格向上が期待される。大いにポテンシャルを秘めた一樹



イタヤカエデ(ムクロジ科)ヒメイワカガミ(イワウメ科)オクタマゼンマイ(ゼンマイ科)55㎝ 室井正孝
花はなくとも多種多様のグリーンに癒される。持ち込みよく、ツツジ、リンドウなどの飛び込みとの一体感も見所。奥多摩ゼンマイは、ゼンマイとヤシャゼンマイの種間雑種で、またの名をオオバヤシャゼンマイといい、小羽片の幅が広い




広大な那須野が原公園の一画にある緑の相談所展示場。周辺には数々の観光スポット、グルメスポット、温泉等々、併せて楽しめる



※次回の那須野が原公園での山草展

那須塩原山草会●秋の山野草展

会期:10/16~10/18(9:00~16:00)

会場:那須野が原公園(那須塩原市千本松801-3 TEL.0287-36-1220)

※即売有り


 

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