2024 所沢市山野草合同展


 2024年 第21回 所沢市山野草合同展

三ヶ島山草会・草趣会・富岡山野草会・野老草愛会

会期:2024年10月5~6日

会場:埼玉県所沢市三ヶ島まちづくりセンター

実行委員長:志村 実


※2025年 「第22回 所沢市山野草合同展」は 10月4日(土)〜5日(日)三ヶ島まちづくりセンターにて開催予定です


コミカンソウ(コミカンソウ科)35㎝ 酒井友三郎(三ヶ島山草会)

さもない1年草を 程よい茎数でバランスよく締めて仕上げ、見応えある作品に。みかんに似た小さな実もたわわに連なり、アップで覗き込みたくなる



イワヒバ カタヒバ(イワヒバ科)22㎝ 志村  実(三ヶ島山草会)

30年近い持ち込みがあり、さりげない姿に得も言われぬ味わいが滲む


白花ヒガンバナ(ヒガンバナ科)64㎝ 中  隆(野老草愛会)

ヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種といわれているシロバナマンジュシャゲ


風鈴ガマズミ(ガマズミ科)32㎝ 高垣明枝(草趣会)

おおらかに すっきりとした作品。たっぷりとった空間に艶やかな秋の色彩を浮かばせた


トダシバ(イネ科)100㎝ 池田春一(三ヶ島山草会)

ある程度は古葉、枯れ葉を除くが、掃除しすぎることなく、野趣も残しながら仕上げる



サルナシ(マタタビ科)50㎝ 鉢・三代兼吉 村山明人(野老草愛会)

季節の移ろいを 少ない枝数で表現。自然にすっと落ちていく幹、葉陰にのぞく実、葉色と鉢色の対比、植え付け位置、表土の苔の美しさ、それらを引き立てる繊細な高卓など、見どころ満載




ボントクタデ(タデ科)55㎝ 加藤悦子(三ヶ島山草会)

本種の特徴であるおおらかな草姿に、飛び込みのホトトギスが調和


イワショウブ(チシマゼキショウ科)リンドウ(リンドウ科)40㎝ 鉢・安正 篠崎もと子(富岡山野草会)

元はイワショウブ単植で 鉢増ししながら10年以上の持ち込み。リンドウとカタヒバは飛び込み。左に泳ぎ出すリンドウの開花が待たれる



金華山ススキ(イネ科)100㎝ 鉢・秀峰 加藤忠洋(三ヶ島山草会)

ポット苗から5年培養し、秀峰鉢に植え替え2年経過。左右にも張り出し、会場では一際の存在感を発揮していた



イヌショウマ(キンポウゲ科)77㎝ 西久保正一(草趣会)

鉢植えを見る機会は少なく新鮮。長い花茎の絡み具合がイヌショウマらしく自生地を見る思い



西洋カマツカ(バラ科)64㎝ 田中利夫(三ヶ島山草会)

満遍なく程よい実つき、自然態の株立も好印象



イヌノヒゲ(ホシクサ科)19㎝ 仲  せい(草趣会)

湿地~水辺に生える小型の1年草。よく見ると茎は螺旋状にねじれており、倒れづらくなっているのも面白い


サクラタデ(タデ科)59㎝ 木下清一(三ヶ島山草会)

残念なのはまだ開花が始まったばかりなこと。あと1週間もすれば優しい花色とボリュームある下部との調和が見事だったに違いない



 

斑入りイヌワラビ(メシダ科)27㎝ 島崎正之(三ヶ島山草会)

繊細な羽状の葉にあらわれる黄白斑。春はもっときれいなのだそう


コモレビソウ(コミカンソウ科)28㎝ 濱野昌弘(草趣会)

ネムの葉を極小にしたような葉は繊細で微妙な葉色が魅力。シルバー系からやがて秋色に移り行く。ふわっとした不思議感もあり人気上昇中の種類

   

ニシキギ(ニシキギ科)45㎝ 根岸三夫(三ヶ島山草会)

紅葉が見事な樹種ではあるが、緑を残した色づきはじめの風情も捨てがたい。日々増していく秋色を追うのも楽しい


マダケ(イネ科)100㎝ 鉢・三代兼吉 中  隆(野老草愛会)

新旧の稈が調和し、誠に穏やかな景色を作り出している。葉の一つ一つがリズミカルに浮き上がり、全体の透け具合もなんとも言えない



白花ヒガンバナ(ヒガンバナ科)56㎝ 佐藤伊津子(三ヶ島山草会)

花と鉢色とのコントラスト、鉢の曲線からすっと伸び上がる姿が魅力



カラフトミセバヤ(ベンケイソウ科)18㎝ 鉢・三保のさす良 中  勉(野老草愛会)

花付きよく、鉢映り、卓映りもよい。日頃の培養の成果を生かし切った作品



トダシバ(イネ科)123㎝ 中村澄隆(三ヶ島山草会)

独特な姿だ。鉢で5年培養し、根洗いにしてさらに5年。用土に麻布を巻き紐で縛り、赤玉土をつめて用土を盛り上げていくのだそう



※2025年 「第22回 所沢市山野草合同展」は 10月4日(土)〜5日(日)三ヶ島まちづくりセンターにて開催予定です

コメント