2024年 鹿沼山草会「春の展示会」
会期:2024年5月2~5日
会場:花木センター(鹿沼市)
会長:池田美智江 会員数:18名
発足年:1973年 展示会:年1回 定例会:年4回
※5月4日は恒例のセミナー(サギソウとヒメワタスゲの寄せ植え 講師:西村慎造)開催です(AM10:00より、事前予約)。奮ってご参加ください!
斑入ハナイカダ(ハナイカダ科)48㎝ 石川昭男
用土:赤鹿 ※日陰。すっきりした姿に 斑入り模様がバランスよく表れて目をひく。皆、思わず葉の上の花(今は実)に目を向ける
斑入ヤグルマソウ(ユキノシタ科)74㎝ 野中章光
用土:赤 鹿 ※日陰。持ち込み7年、用土の盛り上がりに見るように年々充実感が増している
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)20㎝ 佐々木真弓
用土:赤 鹿 ※一昨年の鹿沼山草会の栽培セミナーで作成したひと鉢。根洗仕立てで、難物がしっかり開花している
絞り咲きヤマツツジ(ツツジ科)57㎝ 岡田知道
用土:鹿 赤 ※半日陰。絞り花を目立たせるために、赤無地が多くならないように間引くのがポイント。左流れの樹形も見どころ
斑入オオハンゲ(サトイモ科)55㎝ 鉢・安正 菅間 敬
用土:日向6 日光4 ※半日陰。芽出し直後の真っ白な茎葉が最高の個体。写真の後は、緑に変化するが、春先の姿は例えようもなく美しい
ミツバイワガサ(ミツデイワガサ)(バラ科)26㎝ 並木一右
※流木にあしらったミツバイワガサ。白い花が満開で造形美にまさに華を添える。裏面では水切れをさせない工夫をしている
白花ヒメサユリ(ユリ科)79㎝ 島崎貞治
用土:赤 鹿 ※6年前に2球を植え、毎年美花を楽しんでいるという。珍しい白花に感動。野生のユリが被害に遭いやすいウィルス対策のため、オルトランなどでアブラムシなどの対策をするのもよいだろう
モミジ(ムクロジ科)22㎝ 斑入ユキノシタ(ユキノシタ科)11㎝
池田美智江
※小さな作品、素朴な作品に宿る、草木を慈しむ心情。幹の細さ、新緑の美しさ、斑入り葉の明るさ、ランナーの動きに至るまで、山野草の息吹を伝えてくれる
スズラン(クサスギカズラ科)33㎝ 川方いよ子
用土:赤 鹿 腐葉土少々 ※半日陰。誰にも愛される可憐な花。清々しく咲いてくれたのが何よりの喜び
斑入イワガラミ(アジサイ科)48㎝ 楢村尚子
※微妙に揺すりながら立ち上がる幹に、年輪を感じさせてくれる。古さと斑入りの明るさの調和が見事
ムサシアブミ(サトイモ科)50㎝ 楢村典子
※伸び伸びとして構えの良い作品。生命力が伝わる
リュウキンカ(キンポウゲ科)34㎝ 神長 哲
用土:ケト ※半日陰。6年前に作った苔玉作品。湿原植物なので水切れ厳禁、トレイで腰水管理をしている。丈低い咲き始めの頃も素敵だったでしょう。咲き進んだ今もバランスよく秀逸
ヤマオダマキ(キンポウゲ科)48㎝ 河村榮子
※2024年新入会員による初出品作品の一つ。自宅庭に こぼれタネで芽生えた苗を鉢にとって持ち込んだ作品。軽やかさが好ましい
サツマ「紫の海」(ラン科) 高橋貞喜
用土:鹿 日光 ※日陰。水切れ注意。落ち着いた紫の色彩の群れは、会場でも一際目を引いた
タカネナナカマド(バラ科)22㎝ 西村慎造
用土:赤 鹿 軽 ※全日照。持ち込み10年以上、なかなか開花してくれないが、昨年は普段より多肥にしたせいなのか、久しぶりにうつむき加減の素朴な花を見せてくれたという。きれいさ、華やかさとは遠い作品ではあるが(素通りしてしまうかもしれない)、見る人の心を打つ、長きにわたる栽培の醍醐味を感じさせてくれる作品である
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