会期:2023年11月4~5日
会場:三ヶ島まちづくりセンター(埼玉県所沢市)
会長:加藤忠洋(当時) 発足年:1995年
会員数:17名 展示会:年7回 定例会:年2回
作品解説:中 隆(野老草愛会)
リンドウ(リンドウ科)25㎝ 佐久間儀三 用土:赤 ※半日陰
挿し木から培養したものだろうか、株立上によくできており、晴天下では一斉に花開いて見事だったろう。さらに作品のグレードを上げるには、鉢の深さを1/3ほどにするとよい
リュウノウギク(キク科)鉢・安正 32㎝ 志村 実 用土:赤 ※日当たり
流れよく半懸崖に仕上がり、鉢映りも的を射て見応えある作品である。ただしカメラアングルは横すぎるようで、もう少し正面よりからのほうがよかったと思われる
よくまとまっている中に左右非対称の動きもあって、よくできた作品である。惜しいのは鉢色で、濃色系のものであれば足元が締まり、より印象深くなったであろう
ロウヤガキ(カキノキ科)39㎝ 田中利夫 用土:赤鹿 ※日当たり
細身の幹は動きもあり風情よく、山野草展においても違和感のない樹木盆栽といえる。個人的には山柿のほうが和の趣に溢れ好きではあるが
コンギク(キク科)リンドウ(リンドウ科)39㎝ 木下清一 用土:赤鹿 ※日当たり
飛び込みによる作品(元は枯れた?)だろうが、根洗の根鉢の雰囲気がとてもよく、こうした過程の作品もまた面白いものである
何気ないが、よく持ち込まれた作品。今後は根が鉢下にも回り込んでくると思われ、そうなると鉢から外して根洗仕立てにすると管理が楽になる
ニガナ(キク科)64㎝ 加藤悦子 用土:赤鹿日 ※日当たり
飛び込みが主役になった作品。偶然ではあるが寄せ植えとなり、緑と黒の葉色の対比が面白い。さて今後はどうなるか。鉢映りはよい
ホトトギス(ユリ科)57㎝ 中村澄隆 用土:赤5鹿5 ※半日陰
持ち込みよくよい出来である。問題点はやはり鉢で、半分の深さで、瑠璃や濃いめの焼き締めならば、2ランクアップも容易いだろう
ベンケイソウ(ベンケイソウ科)45㎝ 佐藤伊津子 用土:赤鹿 ※半日陰
各茎は高低差があり、四方へ動きもあって、躍動感ある作品が表現されている。鉢は深さ半分、赤い花色が引き立つ色彩ならばなお素晴らしかった
金華山ススキ(イネ科)鉢:秀峰 108㎝ 加藤忠洋 用土:鹿5光3赤2 ※日当たり
よく締まって全体の雰囲気も申し分ない。欲を言えば、鉢を薄めにし、その分、径を広げて安定感を出したかった
トダシバ(イネ科)111㎝ 池田春一 用土:赤5鹿5 ※日当たり
秋色の発色もよく、よくできているが、展示前に足元をもう少しすっきりさせれば素晴らしい作品になっただろう
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